山川幸則さんのホペイロへの情熱が未来シアターで放送されます！

サッカーの試合の裏方として大事な仕事をする「ホペイロ」

そもそもホペイロとは何でしょうか？

例えば、ボールを準備したり磨いたりする人。

または、選手のユニフォームの準備をする人。

用具の準備全般を担当する人のことを言います。

このホペイロ業界で、10数年働いているベテランの「山川幸則」さんが未来シアターへ出演されます。

実はサッカー選手のように華がある職業ではないにも関わらず、いざなるのは難しいという少し変わった職業です。

というのも、普通に求人広告が出ているわけでもないので。

知り合いのコネだとか、直接チームへの申し入れをしない限りはなれないものなんです。

もちろん、責任も重大なものなので只ならぬ情熱が必要になります。

また、やっと採用されてもアルバイトで試しにやらされてから正式に決められる。

というパターンも結構あるようです。

この山川幸則さんも、ホペイロに憧れた一人でした。

小さい頃からサッカーは苦手な分野だったそうですが、逆に用具の手入れに興味があったようです。

ちょっと変わってますね(^-^;)

選手はダメだけど、用具係なら好きだという気持ちはずっとあり、TVの特集でホペイロが紹介されているのを偶然見て、

この道に進むことを決めたそうです。

その際には、某企業への内定をもらっていたんですが辞退したそうです。

ここからも情熱がひしひしと感じられますね。

私なら恐くてムリだなぁ～！

しかし、ホペイロになる！と自分で決心しても、そう易々となれるわけはなかったんです。

まず行ったのは「売り込み」

スペインのチームへホペイロ枠がないか、逐次確認をとっていたそうです。

その時、たまたまサッカーの試合観戦をしていたときに地元メディアから取材を受け、ホペイロをしたい熱意を伝えたところ、なんとコンタクトを取ってもらえたそうです。

答えは「今すぐこっちに移住して来られるか？」でした。

もちろん即答し、山川幸則さんは日本を離れスペインへ行きました。

しかし待っていたのは「受け入れ拒否」という現実。

それでもめげずに取り次ぎ、なんとかアルバイトとして見てもらえる事になりました。

その時の熱心な姿、熱意がチームに伝わり、FC東京がホペイロを探しているという情報を手に入れ掛け合った結果、

運よく採用されることになりました。

このように、ただなりたい！だけではダメで、熱心な姿を評価してもらった結果であることがわかると思います。

現在も山川則さんは、第一線でホペイロとして活躍しています。

W杯が始まりますが、選手だけではなくこういった裏方にも大事なキーマンがいるという事を忘れてはいけませんね。

また一つ、サッカーの楽しみ方が増えたのではないでしょうか？