冬期間のあいだ大変お世話になる「灯油」。
家庭用ストーブや、お風呂を沸かすためのボイラーなどの燃料源ですね。
今回は、その灯油の処分方法と危険性について解説していきます。
年中使うものについては灯油を処分する必要もないのですが、
冬期間限定で使用するものについては、中に灯油が残った状態で、
夏の間およそ「1年間」の保存を余儀なくされてしまいます。
基本的に灯油は劣化しにくい性質がありますが、直射日光を長期間浴びるような場所や、
非常に高温の環境下、またはポリ容器の中などでは性質が変化してしまう恐れがあります。
普通の状態ではない灯油を使用するとどうなるか?
もちろん危険ですし、何が起こるかわかりません。
爆発や火災が起こる可能性は十分あります。
そこで行うのが「灯油の処分」です。
これは、灯油の量が少量なのか大量なのかによって方法が異なります。
それでは、その方法をご説明します。
少量の場合
土を10cm~20cm以上掘って、そこに廃棄する灯油を流し込んだ後に土でフタをして下さい。
土壌菌類の作用によって、100~200ccくらいの量であれば数ヶ月で分解されます。
日陰で土が湿っている場所が一番効果があります。
また、新聞紙や雑巾に染み込ませて可燃ゴミとして出すのは大変危険ですし、
やってはいけない処分方法なので、絶対にやめましょう。
最悪の場合、自然発火を起こす恐れが有ります(-_-;)
もしもこれ以上の量であれば、以下の方法で処分しましょう。
大量の場合
最寄のガソリンスタンドや、ホームセンターなどの専門業者に引き取りをお願いしましょう。
灯油を購入した場所に頼むのが確実です。
そういった場合は費用も無料のところがほとんどなので、まずは直接確認してみて下さい。
夏の期間はあまりお世話になる機会もなくなってくる灯油ですが、また来年に快適な冬を過ごせるように、
灯油の処分方法をしっかり熟知して、今のうちから準備していきたいものですね(^-^)