脂肪肝は自分では症状に気付きにくいことで有名な、
非常に厄介な病気ですよね(^-^;)
また最近では、肝硬変になる一つの要因でもあるとして注目を集めています。
脂肪肝を治すには!
大事なのは「体重」ではなく、「内臓脂肪」を減らすことです。
食事療法などでも十分効果が得られるんですが、今回は運動に着目してみたいと思います。
実は、本日非常に興味深い研究発表がなされました。
肥満の人は週250分以上やや強めの運動をすると、体重が減らない場合でも、肝臓の脂肪が減少するなど状態が改善することが分かったと、筑波大(茨城県つくば市)の研究チームが3日、発表した。今後、脂肪肝の診療のためのガイドラインを作成する際の基本データになるという。
研究の対象としたのは、アルコールが原因ではなく、食べ過ぎや運動不足などによる脂肪性肝疾患。国内の患者は1千万人と推定されている。
チームは、平成21~25年に食事や運動療法に取り組んだ30~60代の肥満者169人のデータを、散歩よりも強い運動をした時間によってグループに分類。運動時間が多いグループほど、内臓の脂肪は少なかった。週に250分以上運動したグループは、善玉コレステロールや肝臓の炎症を防ぐ物質が増えていることが分かったが、体重の減り具合とは関係がなかった。
引用元⇒産経ニュース http://www.sankei.com/life/news/150403/lif1504030030-n1.html
要約すると・・・
・体重が減らなくても大丈夫!
・1週間のあいだに250分(4時間弱)の運動をしましょう!
・運動内容は散歩よりも強めのもの!
となります。
つまり、今までは体重を気にしながらの食事療法や運動を続けていたと思われますが、
実は内臓脂肪はしっかり減っていたのかも!という事になります。
大事なのは「散歩より強めの運動」なんですが、
一体どのくらいが強めになるんでしょうか?
一般的に言われている運動はこんなところです。
・腕立て伏せ
・腹筋
・スクワット
・ランニング
ずっと1つだけの運動というのも味気がなく飽きてしまうので、
上記の運動を1セット計60分、これを平日こなすようにすれば・・・!
週250分以上の運動に相当するので、脂肪肝の改善にかなり効果が期待できます。
今回は運動のみに焦点を当ててみましたが、食事療法でも脂肪肝の改善は可能です。
ただ、体重の変化は脂肪肝に影響なし!ということだけでも、
知識として覚えておいて損はないでしょう!