天気痛という言葉は、日本ではまだあまり聞き慣れませんね。
しかし、昔からよく「天気が悪い日は古傷が痛む」などと言われてきました。
いわゆる迷信として、あまり重要視されてこなかった話題なんですが、
ここ最近になって、科学的な根拠を基にした「天気痛外来」が日本に登場しました。
天気痛とは?
人間の内耳には「リンパ液」というものが入っていて、
その液の流れや角度によって、平衡感覚などの感覚を補助するようになっています。
それは一般常識として広く知られていたんですが、
実はその近くに、外の気圧を感知するセンサーもあったことがわかりました。
そのセンサーで異常が発生すると、リンパ液に流れを生じさせてしまうそうです。
つまり、低気圧の日なんかになると感覚がおかしくなってしまう現象が起きます。
これが脳へのストレスとなって、古傷が痛んだり頭痛が起きる原因となってしまいます。
私も頭痛持ちなんですが、天気の悪い低気圧時なんかは頭痛が起きやすかったんです。
しかし理由・原因がハッキリわかって、妙に納得してしまいました。
天気痛の対策や対処法は?
ここまで原因がしっかりわかっていると、
どうにかして事前に対策、対処しておきたいものですよね。
はい、しっかりした物があるんです!
実は「酔い止め薬」が天気痛に効果があります。
これは一般的に、
内耳が発達していない幼児などが、乗り物酔いをしやすいことで知られているように、
内耳のリンパ液の異常現象が、天気痛のメカニズムと大きく似ていることが挙げられます。
つまり、酔い止め薬を飲んでおけば天気痛予防になるんです!
大事なのは「予防」であるという点。
乗り物酔いしてから酔い止め薬を飲んでも、あまり効果はないですよね?(^-^;)
それと同じなんです。
天気痛予報もないのに、事前にわかるわけねーじゃん!
という方、ごもっともです。
そんな方のために何かないのか?探したらありましたよ。
その名も「頭痛~る」という「Android/iPhone」用のアプリです。
これで気圧をチェックして、ヤバいと思ったらすぐ酔い止め薬です。
しかも、個人設定では自分の体調が悪くなったラインを記憶しておく機能もあって、
「この前は、ここまで気圧が下がったらダメだったな・・・」とかがわかるようになります。
使い込めば使い込むほど、便利になっていくところも魅力的ですね♪
天気痛外来はまだまだ日本に馴染みの薄いものですが、ドンドン普及してくるはずです。
そのうちTVでも、天気痛予報とかが流行ってくるんじゃないかな?と思います。
今のうちから知識をつけておけば、対処法も理解しやすくなりますよね(^-^)