オゾンホールとは、地球を太陽の紫外線から守っている非常に薄い膜に、ぽっかり空いた「穴」のことですね。
1900年代後半に、環境を考慮しない工業製品などが多く出回ったため、
結果的にオゾンホールというものが出来てしまっていました。
しかし今回、NASAの発表によれば「21世紀末まで」には、このオゾンホールが消滅し、
地球全域がオゾン層に守られるようになるという試算が発表されました!
オゾンホールといえば、有名な話では北極と南極の上空に広がっていてヤバいという有害説。
私が子供のころも、その話はみんな知っていました。
大人になっても、あそこだけはヤバいから行かないようにしようとか、子供ながら思っていたものです。
なぜオゾンホールが有害なの?
冒頭でも説明したとおり、太陽からの紫外線から地球を守っている膜が「オゾン層」なので、
オゾン層に穴が空いていると、そこに該当する地域の人たちに健康被害が出てしまうんです。
たとえば、ガンの発症率の増加などですね。
これは地球規模の話なので、非常に深刻なんです。
オゾンホールの現状はどうなっているの?
NASAからの発表を掲載します。
地球では近年、上空に放出された有害な化学物質(フロンやハロン)によって、特に南極の上空で、春から初夏にかけて巨大なオゾンホールが形成されている。しかし、1987年に合意されたモントリオール議定書以降、オゾン層を破壊しない代替物質の使用が一般化し、有害な化学物質の放出は減少している。
オゾンホール問題に対するモントリオール議定書の影響は、これまでは厳密にはわかっていなかった(国連機関は2014年9月、回復しつつあるという報告書(日本語版記事)を出している)。しかしNASAは、人工衛星「オーラ」から得られた新しいデータを利用して、長期的な動向に関する詳細な情報を収集。この問題の終わりが近いと確信したという。
NASAのゴダード宇宙飛行センター(GSFC)はこの新しい調査報告書で、オゾンホールは着実に縮小しており、2040年までに実質的には大きな問題ではなくなるだろうと述べている。
つまり要約すると、オゾンホールの現状は「南極上空に春~初夏の間に発生しているもの」です。
それ以外の地域では、そこまで大きな問題にはなっていないようですね。
そして注目するべきは最後の文です!
オゾンホールの縮小は確実に進んでいて、2040年までに問題視されなくなるだろうという発表がありました。
オゾン層に影響を与える物質の代替が進み、やっと事態が好転したようです♪
人間は、子の世代に責任を押し付けてはいけませんよね!
私たちの代で、数多くある困難のうちの一つですが、無事清算出来そうだということで、
久々に嬉しいニュースでした♪