ソープラスという再生プラスチック材料が、今注目されています!
というのも、ソニーが開発した難燃性プラスチックがソープラスという物なんですが、
今回遂に外販するという情報が出てきました!
外販することで今後材料市場はどう変わるのか?紹介していこうと思います。
ソープラスの凄さって?
今まで再生が困難とされてきた「ポリカーボネート樹脂材」の再生を可能にし、
難燃性のある薬剤を添加することで、ソープラスという再生ペレットになります。
今までの工業製品でよく見られた「石油由来樹脂の製品」よりも、様々な性能の向上が実現しました。
具体的には・・・。
・強い衝撃などへの耐久性が増加。
・曲げた時の耐久性や、引っ張った時の耐久性が上がり、剛性の向上。
・難燃性ということで、燃えにくい樹脂が実現。
・耐油性も向上して、出来上がる製品の使用環境の幅が広がる。
・環境への配慮についても従来以上!(CO2の軽減)
などなど、素晴らしいほど樹脂の高性能化を実現できました。
外販されるとどうなるの?
各種家電製品で、現在はソニーしかこのソープラスを利用していませんが、
色々な企業に外販されることで、テレビ業界だったり、カメラ業界、スマホ業界など、
今までポリカーボネート樹脂を利用していた企業の大半が、
このソープラス材への切り替えをしていくと思います。
実際私たちへの影響は?
様々な樹脂製品の品質向上ですよね。
不注意で落としてしまっても、壊れにくい製品が出来るようになります。
ソニーは、独自開発の難燃性再生プラスチック「SORPLAS(ソープラス)」の外販に向け、複数の企業と交渉を始めた。資源の再利用で環境負荷の低減につながるだけでなく、石油から直接つくられた樹脂よりも高い耐久性や耐熱性を持つのが特徴だ。2011年から、自社のテレビやデジタルカメラなどに導入してきた。ソープラスの利用はすでにコスト増要因ではなくなっており、外販が実現すれば収益化も視野に入る。
この事からもわかるように、コストが増える心配も無さそうなので、
製品の値段が上がってしまう、などの心配は必要なさそうです!