近年若者でも増加の傾向にあるのが「逆流性食道炎」です。
その症状も様々で、これ逆流性食道炎なのかな?と心配になることもあるでしょう。
CMでもたまに宣伝しているので、病名だけは有名になっていますが、
しっかりとした症状を知っている方は、まだ多くないように感じます。
そこで、逆流性食道炎の代表的な原因や症状と、その治し方などを紹介していこうと思います。
逆流性食道炎になる原因は?
胃酸の逆流を防いでいる「下部食道括約筋等」の働きが弱まり、食道まで胃酸が逆流してくるようになります。
働きが弱まる要因は「食べ過ぎ、脂肪分の多い食事」「背中が曲がった方」「太っている方」などがあります。
また、実はピロリ菌とも深い関連性があります。
ピロリ菌は本来、様々な病気を引き起こす原因菌とされているんですが、
このピロリ菌に感染している人というのは、逆流性食道炎になりにくい事がわかっています。
この理由は、ピロリ菌による胃の炎症が起きると、胃酸の量が減少することにあります。
胃酸の量が減ることで、逆流性食道炎になりづらくなるんです。
結局どっちもどっちなんですがね・・・(^-^;)
最近は衛生環境が良くなり、ピロリ菌に感染している人が減っていく中で、
逆にこの「逆流性食道炎」の患者が増加しているという背景があります。
逆流性食道炎の症状とは?
主な症状は以下の通りです。
①胃酸が逆流してくる(呑酸)
②胸焼けが起きる
③胸痛が起きる、肋間神経痛と似たような痛み
④喉に違和感がある
⑤耳なりや、耳に違和感が出る
⑥胃に違和感がある、場合によっては多少痛む場合も
⑦食欲が無くなる
たまに上記のような症状が出ても、見過ごしてしまうケースもありますよね(^-^;)
私自身、ちょっと胃酸が逆流しても「おえっ」と思うだけで、それ以上深くは考えませんから・・・。
今すぐ逆流性食道炎の症状を穏和したい場合は?
病院に行くのが一番なんですが、どうしても市販薬でしのぎたいという方は、
「ガスター10」という市販薬がオススメです。
逆流性食道炎用の薬とされているので効果があります。
しかし、あくまでその場をしのぐ薬として考えて下さいね。
病院で処方される薬のほうが、保険が適用される分安く、効果も高いですから。
逆流性食道炎になったら、何に気をつけて生活すれば良いの?
生活習慣の改善から、普段の姿勢改善などなど・・・様々な制約があります。
①食事関係
・食後は2時間程度が経過するまで横になってはいけません。
・早食いはNG!食いすぎもダメなので腹八分目に抑えましょう。
・アルコールは控えること。
②普段の生活
・前屈みになるような姿勢は、出来る限りとらない事。
・タバコは吸わないようにする!
・ストレスを感じないようにする。
以上に注意して生活していく必要があります。
大変なので、病院を受診して薬を処方してもらって治すべきです!
また、ひどくなると食事が取れなくなり、
良い睡眠が取れない・・・めまいや頭痛がしてくる・・・食欲が沸かない。
といった悪循環になってしまう恐れもあります。
まずはしっかり休み、薬で症状改善をしていく。
無理せずに逆流性食道炎と付き合っていく必要があります。