ガンダムシリーズはたくさんの作品が出ていますが、初心者の人はどれから見たら良いのか迷っちゃいますよね?
そこで、各作品での見所を交えながら「宇宙世紀編」で私がオススメする、見る順番をご紹介していきます!
何を隠そう、私かなりのガンダムファンなのです!ではいくぞ!ジーク・ジオン!(!?
①まずは何が何でも「ファースト(1st)・ガンダム」
劇場版もあったりしますが、色々な面白いシーンがカットされていたりするので、
見るならアニメ編ですね!
内容は「地球連邦軍」と「ジオン軍」の戦いになります。
今作品の見所はやはり、アムロ・レイの成長の様子とシャア・アズナブルの信念の強さですね。
最初はシャアの強さに翻弄される少年アムロですが、徐々にシャアすらを圧倒するニュータイプへと成長します。
宇宙世紀編のガンダム=アムロと言っても良いようなキャラクターです。
身の回りのお世話をしてくれた「フラウ・ボウ」とは将来一緒にならない所も、
一筋縄ではいかない気難しいアムロの性格がわかる、魅力の一つなのかもしれません。
ちなみにニュータイプとは、人類の革新とされていて、戦闘においては「勘が良い」とされています。
意志の疎通などが取れたり、それを応用して相手の先を読む力がある、などが代表的な能力です。
宇宙世紀編では、各作品の主人公がこのニュータイプへと覚醒していきます。
敵役のシャアは、親友のガルマ・ザビを裏切ったり、忠実な部下を装ったりと色々なあくどい事をしていきます。
しかし、その背景にはザビ家への復讐が隠されていたりと、彼なりの信念が垣間見れる所も面白いです。
また、以降の作品でもシャアは登場するので、ガンダムシリーズでも重要な位置にいるキャラクターです。
そして重要なキャラクターとして位置づけられているのが「ララァ・スン」です。
アムロとシャアの戦いの中、シャアをかばう形で自分が犠牲になってしまいます。
これをアムロは自分のせいだと悲観してしまい、シャアとの溝を一層広げてしまう事件となってしまいます。
②続編として描かれる「Z(ゼータ)ガンダム」
ファーストガンダムで活躍したクルー達も立派な大人になり、新しい世代が主役になる物語です。
主人公は繊細な性格を持つ「カミーユ・ビダン」
少々気性の荒さも目立ち、起伏の激しい性格なのが特徴的です。
また、カミーユがガンダムシリーズ中の最強ニュータイプパイロットだと評されていて、
ニュータイプとしての能力は破格なのも見所です。
しかも今作品では、ファーストガンダムで敵役だったシャアが、クワトロ・バジーナという偽名を用いて参戦しています。
このクワトロはカミーユと同じ「エゥーゴ」という軍属で、敵となる「ティターンズ」と争っていきます。
しかし、名前は違えど実は同じ「地球連邦軍」内の、内部紛争が今作品の内容になっています。
中盤には成長したアムロも登場しますが、
ファーストガンダムにてララァを失った悲しみから、宇宙は恐い・・・と言い、
深く戦闘に加わろうとはしません。
カミーユの手助けはしますが、本作品では残念ながら中盤でしか活躍しません。
最終的なボスは、ティターンズの「パプティマス・シロッコ」です。
カミーユと、ニュータイプ同士ならではの熱い戦いを見せてくれます!
ちなみに、カミーユが属する母艦は「アーガマ」と言い、艦長はファーストガンダムでもお馴染みの「ブライト・ノア」です。
このブライトはガンダムシリーズで最多の出演回数を誇る、今後もずっとお世話になるキャラクターになります。
ニュータイプではなくオールド(旧)タイプの人なんですが、各作品の主人公を戦場で育てていく兄や父親のような存在でしょうかね。
③Zガンダムの続編「ZZ(ダブルゼータ)ガンダム」
Zガンダムにて、カミーユとシロッコの対決が終了した直後から、ZZ編がスタートします。
戦いに勝ったカミーユですが、シロッコの苦し紛れの一撃のせいで「精神崩壊状態」に陥っています。
そこへ、町の解体屋としてコソコソ活動している「ジュドー・アーシタ」一行がアーガマを発見します。
お目当てはドッグに眠っていたZガンダムです。これを盗もうとする所から物語はスタートします。
このジュドーが今作品の主人公なんですが、中々エゥーゴ軍へ入ろうとはせず、あくまでZガンダムを盗むことに執着します。
何回かZガンダムに乗っては敵を追い払うことを繰り返すうちに、ブライトが「アムロ、カミーユ」との姿を重ねていき、
ジュドーもまた、同じように有力なパイロットになるのではないか?と思うようになります。
結果的に、ジュドーの妹「リィナ・アーシタ」の働きでエゥーゴ軍に属することになりますが、
このリィナが敵軍の「アクシズ軍」に誘拐されてしまいます。
人違いが原因で誘拐されてしまったリィナですが、のちにジュドーの妹という事が判明すると、ジュドーをおびき出すエサとして利用されてしまいます。
今作品の趣旨はリィナの奪還と、アクシズ軍の摂政であり実質的な大将の「ハマーン・カーン」の撃破です。
このハマーンも実は不憫なもので、地球連邦軍へのスパイとして送り込んだはずのシャアがハマーンへの連絡を拒否。
そのまま行方不明となったため、ハマーンはどうすることも出来ずに進軍したという経緯があるんです。
しかしハマーンは、単身アクシズに潜り込んできたジュドーと対面し、何かを感じ取ります。
カミーユやシャアとは違うニュータイプ、もしかしたら自軍に引き抜けるのではないか?と。
ここからハマーンは事あるごとにジュドーを説得しますが、妹を人質にされている分、執拗にそれを拒否します。
今作品では、カミーユもほぼ植物状態ですが出演します。
また、カミーユのガールフレンドとされる「ファ・ユイリー」もZガンダムに引き続き、序盤はクルーとして参戦しています。
中盤からはカミーユと一緒に戦線を離脱し、病院でカミーユの看病を続けます。
ジュドーの魅力としては、敵味方関係なく伝わる優しさが武器で、敵であった「エルピー・プル」や「プル・ツー」までも味方にしてしまいます。
また、今作品は序盤ギャグテイストになっていて、これまでのガンダムシリーズとは一風違った作品になっています。
後半になるにつれて、徐々にシリアスな展開になっていきます。
最後はハッピーエンドとなっており、ジュドーと「ルー・ルカ」が一緒に月へと旅立って行きます。
カミーユも完全に植物状態から治って、ファと一緒に海岸を走る姿が描写されています。
しかも、ファーストガンダムで登場した「セイラ・マス」も、リィナの窮地を救う形で登場します。
残念ながら今作品中で、ファーストガンダムでガンタンクを操縦していた「ハヤト・コバヤシ」が戦死してしまいますが・・・。
④少し時代が進んだ「逆襲のシャア」
今作品は劇場版のような作りになっていて、数時間で見れてしまいます。
内容は、シャアとアムロの最終対決です。
様々なモビルスーツが出演するので、ガンダムファンにはたまらないかもしれません!
シャアの操縦する「サザビー」、アムロが操縦するのは「ν(ニュー)ガンダム」
両者とも人気が高いモビルスーツです、どっちもカッコいいんです。
シャアが地球の人種を粛清するために、ZZガンダムにてハマーンの本拠点だった「小惑星アクシズ」を、
そのまま地球に落下させるという暴挙を企みます。
それが地球を救うための術だと、本気でシャアは考えていました。
これを防ぐために、アムロとブライトが属する「ロンド・ベル軍」が対抗します。
モビルスーツ戦の勝者はアムロでしたが、アクシズの降下は一部食い止められませんでした。
アムロはシャアの脱出ポットを掴みながら、アクシズの降下を捨て身で受け止めます。
その姿を見た両軍のパイロットが、敵味方問わずアクシズを食い止めようと捨て身で挑みます。
しかし大気圏に突入した影響で、全員が共に散っていきます。
この時、νガンダムの素材である「サイコ・フレーム」が突如虹色の光を発して、巨大なオーロラを形成します。
これを後に「アクシズ・ショック」と言い、この奇跡的なオーロラの力によってアクシズの軌道をズラすことに成功します。
また今作品によって、アムロとシャアは共に行方不明となります。
⑤更に時代が進んだ「ガンダムUC(ユニコーン)」
今作品は2010年から公開ということで、絵が格段にキレイになっています。
普通にガンダムを楽しむだけなら、本作品だけでも楽しめるくらいです!
内容は主人公「バナージ・リンクス」がUCガンダム唯一の搭乗者として登録され、
ヒロインの「オードリー・バーン(偽名)」改め「ミネバ・ザビ」と一緒に、謎の物体「ラプラスの箱」の真相に迫る物語です。
UCガンダムという「地球連邦のテクノロジー」と、ミネバ・ザビという「ジオンの末裔」の共闘。
これが一番の見所ではないでしょうか!
また、UCガンダムにはあの「サイコ・フレーム」が全身に利用されています。
オードリーは戦闘には一切参加しませんが、
バナージは戦闘で、オードリーは敵との交渉などで、道は違えど共闘していきます。
ちなみにミネバ・ザビとは、ファーストガンダムで出てきた「ドズル・ザビ」を父に持つ超有名人です。
ミネバ本人も、Zガンダム内でハマーンカーンと一緒に出演しています。
ZZガンダム時には偽者とすり替えられており、本物のミネバはアクシズを脱出しています。
敵として登場するのはネオ・ジオン軍残党(袖付き)のフル・フロンタルです。
フロンタルは「シャアの再来」と言われていて、声もシャアと同じ「池田秀一さん」が担当しています。
作品中のセリフ「見せてもらおうか!連邦軍の新しいガンダムの性能とやらを!」は鳥肌物です。
実際はシャア本人ではなく、残留思念が作り出した人形とされています。
また、その他の見所として挙げられるのは「マリーダ・クルス」ですね。
ネオ・ジオン軍の兵士なんですが、別名「プル・トゥエルブ」と言われていて、
ZZガンダムで登場した「プルやプル・ツー」と同じ強化人間なんです。
キュベレイMk-2に搭乗していた過去を持ち、その後は様々な事情を抱えた女性です。
プルが成長したらこんな女性になったんだなーと、しみじみしながら見ることが出来ます。