クラゲのカツオノエボシと言ったら、猛毒クラゲに分類される非常に怖いクラゲの一種です。
見た目も非常に毒々しいクラゲです。
その毒の威力から、まるで電気ショックを受けたかのような衝撃がくることから「電気クラゲ」という異名すらあります。
なんと刺されて亡くなってしまった例も報告されているとか・・・。
世界中の暖かい海に生息しているんですが、大群で生息している場合が多いようです。
浮き袋を使い、プカプカ海の上を漂っているクラゲです。
自分の意思で動くようなことはないようです。
危険なのは、下に伸びている触手です。
この触手で魚を捕まえ、捕食するようです。
つまり、この触手こそが猛毒を持っている張本人なのです!
そして注意したい点は、体長が10cmほどか、それにも満たないくらいなので・・・
注意して見ないとカツオノエボシ本体を見落としてしまう事が多いんです。
このカツオノエボシは普段海面を漂っていますが、場合によっては砂浜へ打ち上げられます。
そういう事もある為、砂浜などで浮き袋のようなものを見つけても、絶対に興味本位で触る事のないようにしたいものです。
もし、カツオノエボシに刺されたら!?ですが、
刺された場所に触手がまだ付いている場合は「海水」で洗いながら取り除いて下さい。
触手を取り除いたあとは、患部を冷やしながら病院へ急いで向かうようにして下さい。
「真水」で洗ったり、他のクラゲと同じという安易な考えで「酢」で洗う等は絶対にしないように注意して下さい。
逆に毒が出てきやすくなったりと逆効果です。
気になる刺された跡はどうなるか?ですが、
赤くミミズ腫れになります。
もちろん、ただ腫れるだけではなく、膨張と痛みが数日は続きます。
こうなりたくなかったら、しっかりとした知識を持って触らないようにして下さいね。