ふとした時にカレンダーを見たとき、「三りんぼう」という日が目に止まりました。
ん?みりんぼう?
何の日だこれは・・・。料理につかう「みりん」の日か?
しかも一月につき3日くらいあるじゃん!
ということで、ずっと気になってしまい仕事どころじゃなくなりましたとさ。
めでたしめでたし・・・ってだめだめ!
ちゃんと仕事もしましたし、読み方もみりんぼうではなく「さんりんぼう」でした(^-^;)
でも、私と同じ状態になった人も多いはず!
そこで今回は三隣亡について調べてみました!
漢字で書くと「三隣亡」なんですが、字のごとく「不吉な日」となっています。
何が不吉かというと、三隣亡の日に建築物の製造や事業の拡大などをおこなった場合・・・
隣3軒まで火事の火が燃え広がり、全焼してしまうと恐れられています。
家の火事ももちろんですが、事業面でも取引先まで火の粉が燃え広がるなんて、たまったもんじゃありません!
もちろん絶対そうなる、なんてことは無く「迷信」なんですが、それでもこういった日は避けたい所ですね(^-^;)
土木業者さんでも、こういった日は避ける場合が多いみたいですよ。
私も将来はマイホームを持ちたいな~なんて思っていたので、三隣亡の日には絶対建てないようにしよっと!
ちなみに、三隣亡の語源についても調べてみました。
そうすると意外な事実が浮き彫りになってきました。
なんと明治時代より前は、「三隣亡」は「三輪宝」として「吉日」の意味だったそうです。
なんじゃそりゃ!都合良すぎない!?
三輪宝の日は「屋建て良し!」「蔵建て良し!」だったそうな・・・。
なんだかそんなの聞いちゃうと、三隣亡とか関係ない気がしてきた。
昔の人の一時の気まぐれみたい。
結局、現代に残ったのは「悪い意味のほう」でした。
人は良い意味より、悪い意味のほうをすぐ噂にしちゃいますからね~。
会社にいると、そういうのが良くわかりますよね。
そういうとこ、今も昔も同じなんですね(^-^;)
ついでに、今年2014年(平成26年)の12月までの三隣亡の日を明記しておきます!
建築や事業拡大の際、ご参考にして下さいね。
・1月
11日、23日
・2月
9日、21日
・3月
5日、8日、20日
・4月
1日、5日、17日、29日
・5月
16日、28日
・6月
12日、24日
・7月
6日、10日、22日
・8月
3日、8日、20日
・9月
1日、16日、28日
・10月
14日、26日
・11月
12日、24日
・12月
6日、9日、21日
となっています!
この三隣亡の日の決まり方には規則性があるんです。
1、4、7、10月は亥(い)の日。
2,5,8,11月は寅(とら)の日。
3,6,9,12月は午(うま)の日。
これがわかれば、毎年のカレンダーにも対応できますよね♪