社会人野球全国大会の審判員で、国内唯一認められている外国人「スジーワ」さんをみなさんはご存知でしょうか?
現在、日本人で構成されている審判員の中で、一人だけのスリランカ人の方です。
予想される通り、そこには数々の苦労がありました。
まず、審判員になれる条件とは?
都道府県により違いはありますが、基本的には「講習会」への参加が必須です。
そこで勉強することで審判員の資格が取得出来ます。
ちなみにスジーワさんは「大分県」で審判員を始めました。
しかしスジーワさんはスリランカ人、野球は最近始めたばかり。
さらにスリランカでは、野球が出来る環境が整っていない、いわば高級なスポーツでした。
まずは日本語の勉強から始め、その次に講習会の参加です。
よほどの情熱がなければ成し得なかったでしょう(^-^;)
もし、私が異国の言葉を勉強してから、その国で人気のスポーツの審判員講習会に参加・・・。
なんて事を妄想するだけで「ムリ!」と思ってしまいます。
すごすぎます!
その情熱の裏には、日本野球の花形「バント」に秘密がありました。
自分の打席を犠牲にし、チームを勝利に導くその姿に感銘したそうです。
これこそ日本特有の技術、感性ではないでしょうか?
そして、スリランカでの熱血指導。
上で述べた通り、スリランカでは野球が出来る環境がありません。
そこで、スジーワさんが母国に里帰りして若者に野球指導をする企画がありました。
実はスジーワさん、現地の日本人大使やスポーツ大使と掛け合い「球場の設立」を成し遂げたんです。
最終的には大統領から土地までもらう形で、見事スリランカに野球を普及させることに成功した人物でもあったんです。
そのニュースはスリランカ国内で生中継され、若者の野球人気も高まっています!
こういった野球設備の整備が整ってくれば、将来は外国人の審判員がドンドン増えてきそうですね♪
日本人には無い独自の視点、または伝統ある今までの視点。